【ファームサポート千葉】ないない尽くしの農業で、どこまでできるか挑戦中!

東京都内でインテリアコーディネーターとして活躍していた金丸博子さんが、千葉市に引っ越してきたのは2013年のこと。
ご主人の実家に同居することがきっかけでした。

そして現在、金丸さんは農業と同時に、千葉市農産物の地産地消プロジェクト「つくたべ」登録の販売先仲介などを行う、ファームサポート千葉合同会社の代表として日々汗を流しています。

インテリアコーディネーターから、まったく経験のない農業者への転身は「?」ですよね。その「?」を解決しようと、千葉市緑区に金丸さんを訪ねました。

荒れていく耕作放棄地や休耕地をなんとかしなければ!

「越してきたころには家の周囲に広がる大自然に新鮮な気持ちにさせられました。しかしそれに反して増え続ける耕作放棄地と休耕地に気づいたのです」

「目の前が荒れていく、このままでは数年後の千葉市の農業は大変な状態になると思いました。なんとかしなければと。そして2015年に、休耕地を借りて農業を始めたのです」

当時の危機感を語ってくださる金丸さん。その行動力に驚かされます。

「最初はクワやカマなどの細々した農機具も技術もコネもありませんでした。畝を作る高額なトラクターなどはとても手が出る価格ではありません。でも農地を借りて、周囲に暮らしている元農家の年配の方から技術やらコネまでも教えていただきました」

「耕作面積に応じて料金を支払うリースのトラクターは現在でも使っていますよ。販路は自分で開拓すればいい。新規就農者が、ないない尽くしのところからどこまでできるか挑戦中です!」

名物のおおまさりは大人気!

今ではこんなに大きな「おおまさり(落花生)」もたくさん採れるように。
あまりの人気に、地元のマルシェなどでは人が殺到するそうです。

笑顔まじりに農業を始めたころのエピソードを語ってくださる金丸さん。しかし彼女は今まで、数え切れないほどの厚い壁にぶつかってきたのでしょう。

無謀とも思えるチャレンジを辞めようと何度考えたことでしょう。

農業の天敵であるイノシシに、主力農作物のおおまさりを食い荒らされたときには悔しくて涙が出たと言います。

それでも、インタビュー場にやって来た金丸さんは、おしゃれな普段着で、とても明るい話し方をする女性でした。この女性のいったいどこに、苦労を笑顔で語ることのできるパワーや意志の強さが潜んでいるのでしょう。

話を聞いていると、解決するために出かけて来たつもりの「?」がもうひとつ増えてしまいました。女性って強いのですね。

中間業者が入らない割のいい販路を開拓する

「農業は重労働のわりに、もうかる職業ではありません。だから耕作放棄地や休耕地が増えてしまうのですね」と金丸さんは言います。

「2017年にはファームサポート千葉合同会社を設立しました。社員は私ひとりですけど、共同で農作業を行ったり農作物を卸してくれる仲間はたくさんいます。農作業はもちろんですけど、中間業者が入らない割のいい販路を開拓してきたつもりです」

毎週水・木曜には千葉そごうの地下の店舗の一角を借りて、収穫してから24時間以内の「おおまさり」を販売。
木曜には金丸さん自ら店頭に立つといいます。そのほか大網白里市のスーパーで彼女が育てた野菜も購入できます。

金丸さんの卸のシステムは、農家から農産物を買い取ってしまう仕組みです。
売れ残った野菜を農家に戻すことはなく、買い取った野菜は責任をもって売る、それが彼女のやり方なのです。
だから農家の方々にとっては安定した収入につながるんですね。

採れたての野菜や果物はおいしくて栄養価も満点!

さらに、千葉市や市原市、大網エリアの農家の農産物のために、昭和の森フォレストビレッジで春夏秋冬のシーズン毎に1回「フォレストマルシェ」を開催(開催日等はhttp://farmcafe.xii.jp/参照)しています。

近隣地区の農家さんが丹精込めて育てた野菜、果物、人気のグロッサリーがたくさん並び、イベントも毎回大盛況だそうです。

そのほか野菜を卸しているのは千葉市あすみが丘のレストラン「MEGUMI」など。ランチでは新鮮で味の際立った野菜たちがビュッフェ形式で味わえます。

「私でもできたので、是非チャレンジしてみて」

―千葉市に住んで6年。金丸さん、「わかみはら」の魅力と今後の目標を教えてください。

―「とにかく親切で面倒見がいいところ。野菜を集荷にうかがうと、お茶飲んでいってと誘われたり、おみやげをくれたり。困っていることを相談すると、すぐに仲間に声をかけて解決してくれるんです。将来は観光農園を開いて、採れたての野菜や果物を使ったワークショップを開催したいですね。みなさん、千葉の新鮮な野菜を食べに来てくださいね」

―最後に、農業に挑戦したいけれど迷っている若者にひと言お願いします!

―「自分で考えることも必要だけど、販路はあります!ないない尽くしの私にだってできたんだから、チャレンジしてみて。困ったときにはぜひ相談してください」

 

どこまでも明るくポジティブな金丸さん。ぜひマルシェやそごうでの店頭販売に足を運んでみてください。

美味しい野菜たちはもちろん、金丸さんからもきっとパワーをもらえますよ。

 

金丸さん、ありがとうございました!

ファームサポート千葉合同会社の基本情報、アクセス

ファームサポート千葉(ふぁーむさぽーとちば)

Tel :080-6682-7760 Fax: 043-308-6587

URL http://farmcafe.xii.jp

千葉市緑区土気町1396-2

 

関連施設の基本情報、アクセス

昭和の森フォレストビレッジ

Tel 043-294-1850

千葉市緑区小食土町955

レストランMEGUMI

Tel 043-308-3622

千葉市緑区あすみが丘東2-20-3