【寛容宿舎 松竹梅】地域とのふれあいが楽しい!田園地帯に佇む古民家体験民泊

千葉市若葉区野呂の田園地帯に佇む築70年の古民家。

門の先には立派な庭が広がり、宿の本体となる母屋が堂々と立っています。

実はこの家、201811月のオープンからわずか1年間ほどで延べ2000名以上に利用されたという人気の民泊施設なんです。 

運営するのは、ちょっと変わった経歴の持ち主である山﨑譲二さん。

宿の特徴と地域の魅力について尋ねてみました。

 

地域全体がコンテンツ!田舎ならではの体験がいっぱい

「民泊」を広辞苑で引くと「一般民家が許可を得て営む簡易な宿泊施設」とあります。

そのほとんどは宿泊場所を提供するにすぎませんが、この「寛容宿所 松竹梅」は宿泊だけにとどまらず多彩な体験を楽しめるのが自慢です。

しかも、都会ではなかなか体験できないことばかりとあって人気が広がり、民泊業界ではちょっと知られた存在だそう。

わずかな期間で運営も安定し、順風満帆ともいえそうな民泊施設ですが、今にいたるまではさまざまな困難もあったといいます。

「体験民泊」とでもいうべきこの施設。

山﨑さんにオープンまでの経緯を振り返っていただきました。

 

自分が行きたい、泊まりたい。そんな理想の宿を目指す

「学校は苦手でした」と笑う山﨑さんは、1年遅れで高校に入学し、卒業後はクレーンのエンジニアとして8年間ほど働いたそう。

職場の理不尽なルールなど、自分だけではどうにもできない組織の壁にぶちあたり、ついに退職。

経営者の道へと進みます。

さまざまな分野を経験し、やがて東京都内で10件以上の民泊施設を管理するほどに。

「正直、ものすごく儲かりました(笑)。ただ、同じことを繰り返すだけの仕事に飽きてきて、どうせなら自分が泊まりたいと思う宿を作ってみようと」

 

山﨑さんの思いが最初に形になったのは、千葉県横芝光町にある「寛容宿所 光」。

1組限定の和式貸切旅館です。

「簡易宿所」をもじった「寛容宿所」のネーミングは、友人との雑談のなかで生まれたのだとか。

「いまの時代は優しくない、寛容さが足りないねと話していたのがきっかけです」

こうして、一般的な民泊とは少し毛色の違う、寛容宿所が誕生しました。

 

偶然が重なり、出合いは突然やってきた

「寛容宿所 松竹梅」はゆったりとした庭や広々とした日本家屋が特徴です。

里山の田園風景のなかにあり、隣家との距離も近すぎず離れすぎずという、ちょうどいい距離感。

日本の田舎を体験するには、理想的ともいえる古民家といえるでしょう。

「友人の集まりに参加した際に知り合った千葉市の職員の方からの紹介でした。お酒の席で、これからやりたいことなどを語りながら盛り上がったのですが、後日お電話をいただき、数軒の空き物件を紹介いただきました」

車で回ったうちの1軒がこの松竹梅だったそうです。

「ひと目で気に入り、すぐに検討に入りました」

出合いは突然で偶然だったと謙遜しますが、山﨑さんの魅力がこの出合いを引き寄せたであろうことは、想像に難くありません。

地域の人たちの後押しが、宿の魅力をさらにアップ

「地域の魅力を丸ごと楽しめる場所にしたい」という山﨑さん。

それには地域との関係がもっとも重要であるといいます。

「最初は自分だけが空回りして、地域との温度差を感じたこともありました」と山﨑さんは苦笑い。

いまでは、地元のグループにイベントスペースとして使ってもらったり、地域の人たちに体験イベントを手伝ってもらったりと、すっかり良好な関係を築いているそう。

「近くに住む家主さんも時々イベントに顔を出してくれています。地元の人とのふれ合いは、都会から来た人たちにとっても楽しい体験のようです」

 

また、体験の提案のひとつとして、宿を起点とするサイクリングコースも設定したといいます。

「サイクリングのプロにお願いして、レベルごとのコースをいくつか設定してもらったのですが、これが本当に楽しい。一度走ると、千葉の里山の奥深さを体験できますよ」

そう言われると、走ってみたくなるのは筆者だけではないはず(笑)

 

由緒ある場所で食べる絶品の手打ちそば

もうひとつ、松竹梅の人気の体験が、そば打ち体験。

「千葉在来という、幻とも呼ばれるそばの品種があるのですが、それが見つかったのがこの土屋(つちや)家だったんです。いまでは千葉在来普及協議会が中心になって品種の維持と普及に取り組んでいますが、この普及協議会の皆さんが全面的に協力してくれています。交渉は1年ほどもかかったんですよ」

地元の農家が丹精こめて作った希少な千葉在来を、それが発見された由緒ある家で打つ。

そんな奇跡のそばを、しかも打ちたてとあっては、おいしくないわけがないですよね(笑)

さらに、協議会のそば打ち名人が打ったそばが食べられることもあるそう。

これはもう、食べるしかありません!

 

この家が大好き! この地区が大好き!

最初は東京と若葉区を行ったりきたりしていたという山﨑さん。

「何度も通ううちにどんどん顔見知りが増えました。すっかり居心地がよくなり、いまでは軸足は完全にこちらです」

この地域のどんなところが気に入ったのでしょうか?

「人とのつながりや時間の流れ方が心地いいんです。東京では感じたことがないような、安心感があります」

東京から電車でこちらに向かう際、だんだん近づくにつれてデトックスされていくのが実感できるそう。

「よそ者を受け入れようとしてくれる気持ちがうれしい。こちらにいる間はストレスフリーな生活を満喫しています(笑)」

 

やりたいことは無限! 夢の実現に向けて楽しみ尽くす

山﨑さんのスタンスは「自分が楽しいことをやる」ということ。

「自分が楽しいことは、10人に1人くらいは楽しいと思ってくれるはず。その人たちと体験を共有できれば、きっと喜んでいただけると信じています。たとえば、流しそうめんのイベントでは竹を割るところから始めます。自分がこんなに楽しいんだから、みんな楽しいに決まってますよね」と笑う山崎さん。

心から楽しそうです。(笑)

 

そんな山﨑さんの夢のひとつが、民泊村を作ること。

「複数の民泊施設が集落の中に集まっていて、地域を丸ごと体験するイメージです。まだ構想段階で課題は山積みですが、そんな村ができたら楽しいと思いませんか?」

夢を語る山﨑さんの言葉に力がこもります。

 

最後に、記事を読んでくださった方にひと言。

「楽しい思い出づくりをサポートさせていただきます。サプライズの演出など、要望にはフレキシブルに対応しますので気軽に相談してください!」

 

寛容宿所 松竹梅の基本情報、アクセス

2650053

千葉市若葉区野呂町1579-2

JR誉田駅から車で10

TEL:080-3961-4076

宿泊12日 800020000

3名様以降は1名につき3000

詳細は下記URLを参照

https://www.airbnb.jp/rooms/29688849?source_impression_id=p3_1580361335_ptFr%2Frt9NVbIQoLX