感性が磨かれる!ホキ美術館で過ごす、アートな休日

ホキ美術館

「ホキ美術館」でアートに目覚める休日。千葉が世界に誇る美術館!

千葉に、世界的にも珍しい美術館があることをご存じですか?

「ホキ美術館」は、千葉市最大の公園・昭和の森に隣接した、世界でも珍しい写実絵画専門美術館。巨匠から若手まで約60作家480点の写実絵画を所蔵しています。

「でも、アートってよくわかんないんだよなぁ」

そう構えず、ぜひ一度「ホキ美術館」を訪れてみてください。ひと目見て、純粋に「これ本当に絵画なの…?スゴイ!」と感じる作品ばかりです!

また本記事の後半では、今後要注目の千葉のアートイベントも紹介しますよ。次の休日は千葉で、アートに目覚める休日を過ごしてみてください!

ホキ美術館ってどんなところ?

「ホキ美術館」は、JR土気駅から歩いて20分くらいの場所にあり、千葉市最大の公園、昭和の森に隣接する日本初の写実絵画専門美術館。

「写実絵画」とは文字のごとく“実を写す”絵画で、そのための手法は画家によって様々。一言で言い表せるものではありませんが、どの作品も、ひと目見て「これが、絵具と筆で描かれているなんて…!」と、純粋な驚き・感動があります。

そんな写実絵画だけを480点も所蔵するのが、ここ「ホキ美術館」です。

地上1階、地下2階の3層構造で、500メートルにわたる回廊型ギャラリーは宙に浮いている部分があり、まさに建物そのものがアートといった趣きです。

建物内部は、アートに没頭できるよう考え抜かれています。

「ホキ美術館」に入ってまず驚くのは、美術館には付き物ともいえそうなピクチャーレールやワイヤーなど“絵画以外のもの”がほとんど見当たらないこと。

壁面に直接固定された絵画は、自然光に近いやわらかな照明にそっと照らされ、思わず時間が経つのを忘れてしまいます。

そのほかにも、床がゴム素材でできていたりと、できるだけ疲れず集中してアートを楽しめるようにと、工夫が凝らされているんですよ。

ホキ美術館で必見の所蔵作品はこちら!

「ホキ美術館」の館内は、画家やテーマごとに、ギャラリー1~ギャラリー9に分かれています。

例えば地下2階にある「ギャラリー9」には、徹底した写実表現で知られ、スペインで活躍した磯江毅の作品を展示されています。

手前の作品は磯江毅《横たわる男》2001-2002年/ホキ美術館。人物そのものの緻密さにはもちろん、ずっと見ていると飲み込まれそうになるような“奥行き”に驚かされますよね。

こちらは天井高8メートルのギャラリーに、巨匠たちの人物画を展示する地下2階の「ギャラリー6」。正面の作品は、野田弘志《聖なるものTHE – 1》2009年/ホキ美術館です。

ぜひじっくりと、それぞれのアプローチや表現を見比べてみてください。

地下2階の「ギャラリー8」では、日本の写実絵画を代表する現役画家14人の「私の代表作」が展示されています。

14人の画家が自由なテーマで、自らがもっとも描きたい作品を100号以上のキャンバス(幅160㎝以上)に描いたもので、作品横のスピーカーからは、画家の制作意図や制作エピソードなどを聞くことができます。

こちらは、地下2階の「ギャラリー8」に展示されている作品の中でも異彩を放っていた島村信之《夢の箱》2017年/ホキ美術館。国産クワガタムシ20種とカブトムシの標本が描かれています。

これが絵画だなんて、ちょっと信じられないですよね。

風景画ももちろんあります。

例えば地下1階の「ギャラリー3」に展示された、野田弘志《蒼天》2010年/ホキ美術館は、縦200cm×横395cmの大迫力。

長椅子が設置されたワイドなギャラリーで、重厚な大作を堪能しましょう。

美術鑑賞の後は、昭和の森を眺めながらランチ

「ホキ美術館」の魅力は、その収蔵作品だけではありません。

館内1階にあるイタリアンレストラン「はなう」では、本格的なイタリア料理とワインを堪能できます。美術館に入館せずにレストランで食事するだけの利用も可能ですよ。

パスタランチコースは2800円で、前菜盛合せやスープ、デザート盛合せなども付いています。

ちなみにこの「はなう」をオープン時にプロデュースしたのは、日本のイタリア料理ブームの火付け役として知られる巨匠・片岡護さんです。

一流の画家たちの描いた絵画を見て、一流の料理人が生み出した美食を味わう。最高の贅沢ではないでしょうか?

次の休日はぜひ、「ホキ美術館」で感性を磨く一日を過ごしてみてください。

要注目のアートイベント「いちはらアート×ミックス」とは?

千葉でアートを楽しむなら、市原市の里山をキャンバスにした芸術祭「いちはらアート×ミックス」も見逃せません。

「いちはらアート×ミックス」は3年ごとに開催される芸術祭で、これまで「アート×ミックス2014」「アート×ミックス2017」と、2度に亘りイベントが開催されました。次回は「アート×ミックス2020」の開催が決まっています。会期中は、のどかな里山を走る小湊鉄道沿線の廃校や古民家でのアート作品展示、ワークショップなどが行われます。

さらに、「いちはらアート×ミックス」の開催がない年の春や秋にも、ミニイベント「アートいちはら」があるので、要チェック。直近では「アート×ミックス2020」へ繋げるイベントとして「アートいちはら2018秋」が、2018年の11月23~25日、12月1~2日に開催。国内外19組が参加して市原市を舞台に様々な作品が発表されました。

展示会場は、市原市南部の広範囲に亘ります。

「アートいちはら2018秋」のメイン会場のひとつである市原湖畔美術館では、ポルトガルの国民的作家、ジョゼ・デ・ギマランイスの大規模個展に関連したイベントが2019年1月14日まで開催されています。

縦長の構図がひときわ目を引く写真の作品は、上総牛久駅前(商店街)の古い倉庫に展示された、フォトグラファーのデイモン・ベイ氏の作品「フォト軸」です。

美しい風景が、掛け軸のような一枚の縦長の和紙に印刷されています。空や風景の広がりが感じられる、素敵な作品ですよね。

参加型の作品でアートにふれる貴重な体験も

参加者を募って開催する「ワークショップ」が多いのも、「いちはらアート×ミックス」やミニイベント「アートいちはら」の特徴です。

こちらは「アートいちはら2018春」の作品「おにぎりのための運動会」の一場面(photo /野口浩史)。旧里見小学校(市原市徳氏541-1)で開催され、多くの参加者で賑わいました。

地域を楽しむ「いちはらアート×ミックス」を象徴するイベントです。

こちらは上総牛久駅前で実施された「アートいちはら2018春」のワークショップのひとつです。

何かを作り、表現することの楽しさを知った子どもたちの中から、将来の有名アーティストが生まれるかもしれませんね!

これらワークショップの申し込みや、イベント情報は「いちはらアート×ミックス」公式HPで随時更新されるので、定期的にチェックしてみてください。

まとめ

千葉市緑区にある写実絵画専門の「ホキ美術館」、そして千葉県のほぼ中央に広がる市原市を舞台とした「いちはらアート×ミックス」。千葉のグリーンエリアには、実はこれほどまでにアートが根付いているんです。

千葉には美しい自然があり、はっとするほど美しい里山風景が、あちこちに残されています。そんな環境の中でアートにふれられるから、より五感が研ぎ澄まされて感動するのかもしれません。

休日はぜひ、千葉のグリーンエリアでアートな一日を過ごしてみてください♪

今回取材したスポットはこちら